@ 区制70周年記念事業について
初めに、文京区制70周年、誠におめでとうございます。これまで、先人たちが文京区の発展にご尽力され、そのご功績によって今の文京区があることに改めて感謝申し上げます。
さて、その記念事業の一環として、私の提案した「原動機付自転車の文京区オリジナルナンバープレート」、また「オリジナル婚姻届書・出生届書」及び「命名書」が出来上がり実現しました。1月から実際に区民の皆さんに交付やご利用を頂いているとのこと、提案者としては本当に嬉しく、愛用して頂くことを願っています。そこで
<質問1> 新年にスタートした「原動機付自転車の文京区オリジナルナンバープレート」「オリジナル婚姻届書・出生届書」の交付状況や区民の評判をお聞かせください。
A 20歳までの母子健康手帳に
次に、ご当地オリジナルシリーズ、品田ひでこの提案第三弾です。
それは「母子健康手帳」の最新版です。前回の一般質問で、「母と子の保健バック」のファイル化を提案し、出生時からの保健指導を含めた取り組みの一元化を要望しましたが、検討は進んでいるのでしょうか。
その後、「母子手帳」も各地で大きく変化しています。
例えば、神奈川県ではICTを活用して、個人のお薬情報や健康情報を一覧で「見える化」できる「マイME-BYO(みびょう)カルテ」の取組みを進めていますが、その一環として、お子さんの予防接種や健診データ、子育て日記を簡単に記録できるアプリ「電子母子手帳」を提供し、ビジュアル化が好評です。またこのアプリを通じて「乳幼児健診」や、親子向けのイベント情報などを連携する地元の市町の情報も配信します。アプリは、神奈川県民は誰でも利用でき、実家の祖父母とも共有できるそうです。
さらに、元々の紙ベースの「母子手帳」にも革新が起きています。ほとんどの場合6歳までの仕様になっていますが、一般社団法人「親子健康手帳普及協会」が作成した母子手帳は20歳まで記録し続けることができます。手帳の本来の目的は、体調が急激に変化しやすい妊産婦や乳幼児のために、妊娠や出産の経過、乳幼児の発育や発達状態を記すためのものです。それに加え、健診や予防接種などの有無が記録でき、各年齢による育児アドバイスも載っています。年齢を重ねると病気やケガもあります。インフルエンザをはじめとした予防接種を受ける機会もあります。これまでの病歴を記しておくことは必要です。
「あれ、いつ麻疹になったっけ?予防注射受けたっけ?」などと忘れないように、大人になるまでの大切な記録です。そして、成人式に「これからは、自分で健康管理するのよ」と本人に渡してあげれば、親子の絆が深まり健康面の自立を促します。この手帳は、現在大変人気で入手が困難だそうです。そこで
<質問2> 現在の文京区「母子健康手帳」を「文京区オリジナル20歳までの母子健康手帳」最新版にすること、内容を充実すること、さらに電子版の検討を提案しますが如何でしょうか。
B 地域PR動画作製
次のご当地提案は、「文京区オリジナルPR動画」です。
かつて、自治体がPR動画を作成してアクセス数が多かった函館市をはじめ、各自治体で「ゆるきゃら」同様にPR動画の作製が盛んです。「自治体ラップ」まで登場し青森県、愛知県、岐阜県、福生市で配信され、市長自ら出演するなど人気を呼んでいます。
今や動画配信は当たり前、無名なキャラが一気に全世界の人に注目される時代です。
区のPRビデオは、5年前に作製された日本語版の他に英語版、中国語版、韓国語版と準備されていますが、外国からのお客様用やHP等の利用で、認知度が低いようです。
そこで、文京区のオリジナルPR動画を区民や子ども達にも自由に創ってもらいましょう。行政がつくるビデオはお堅い感じになるので、特に中高生・大学生の柔軟な発想で、文京区の魅力新発見に期待します。本格的な機材や台本が無くてもスマートフォンなどで気軽に撮影し、2〜3分の作品の応募もできるようにします。
目的は、
@ 区民に文京区の魅力と愛着を一層持ってもらう。文京区をより知るきっかけにする。
A
2020年東京オリンピック・パラリンピックを見据えて、文京区の魅力を全世界に向け発信する。
その手段として、今の「写真コンテスト」に加え「動画コンテスト」も開催しましょう。優秀作品は、区の公式HPだけでなく、民間でも映像を映して頂き、ネットで世界に向け発信するPR作戦です。きっと成澤区長の乗りの良さも期待できます。
<質問3>区民や子ども達が作製する「文京区オリジナルPR動画」と「PR動画コンテスト」さらに「世界に向けて発信する戦略的な取り組み」を提案しますが如何でしょうか。
C 外国人向け体験型観光と交流
次に、観光行政をさらに発展させた提案をします。
インバウンドの増加に伴い、文京区の観光名所を観て、文京区のお土産も外国人のお客様に是非買って頂きたいものです。
今年度の総務区民委員会の視察は、金沢市の観光行政と観光ボランティアの事業展開でしたが、金沢の文化芸術を伝承することと、新たな視点を盛り込んだ画期的、かつ戦略的な官民挙げての取組みは学ぶところが大でした。特に外国人向けの観光では、日本文化芸術を観るだけでなく「体験型」も加える事業に注目しました。
文京区の平成29年新年度予算では、
@ 日本古来の「能」を区内の能楽堂で知って頂く事業
A ゆかりの文人を若い人や外国人にアニメ化して発信する「サブカルチャーによる観光資源の魅力発信」事業、の展開に期待しています。
しかし、花の五大まつりの会場で行われる茶道・琴の演奏などのおもてなしを、観光名所で年間を通して、国内外のお客様に体験して頂きたい、そして日本の文化芸術を推進している文京区社会教育団体に活躍して頂き、運営していくことは可能と考えます。
<質問4> 「歴史と文化の街」文京区にふさわしい観光名所での「日本の文化芸術体験型事業」を展開することを提案しますが如何でしょうか。
D 観光ボランティアの新たな取り組み
文京区では、観光ボランティアの育成や観光名所を解説案内して頂くなど、区民の献身的な力が活かされています。そのメニューに加えて頂きたい提案があります。
それは、昼間区民の自宅に外国人を招いて、和食ランチや日本のお茶会をしていただくという企画です。その理由は、民泊やホームスティは、尋ねる側も受け入れる側も、両方にとってハードルが高いからです。
最近、日中3-4時間の滞在・体験型で日本の文化や暮らしを味わってもらうことが、外国人に人気を博しています。食事代2−3千円程度は外国のお客様の負担で、自宅を開放しての気軽な受け入れとおもてなしです。登録・あっせんには、両方の信用の点で最初は行政が関わり、観光協会で運営をお願いするのが良いと思います。
<質問5> 外国人向け「日中、文京区民のお宅で日本おもてなし体験型観光」を提案しますが如何でしょうか。
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